隣は選べない。引っ越しもできない。このどうする事もできない隣人に脅迫される。
私の鳩尾(みぞおち)がずーんと重く感じられる。多分多くの日本国民も同じ思いだったであろう。
隣国大国からの強迫観念は幕末期から終戦までの過去の歴史だと思っていた。
今回の尖閣諸島事件は日本人の心に深く刻まれた。
社会科学の進化の大きな課題として、民族間武力紛争が歴史の帯のある時点で終結する。そう信じている。
さて、戦争の繰り返しの20世紀から、進化しているはずの21世紀に軍事力をことさらに増幅する必要があるのだろうか。
アメリカ、中国、ロシア、イスラム国家の軍国・覇権主義。歴史は繰り返して欲しくない。
神が存在するならば、人類の繁栄に対し神は様々なブレーキングを施してきている。エイズ、BSEもしかり、戦争という共食いが常套手段だ。これから神はまたしても、人類に試練を与えるのか。
日本は神の生け贄にはなりたくない。明治の精神を思い起こして、日本の外交を根本から戦略を立て直さなければならないだろう。
最も怖いのは、日本国内世論が核武装、憲法改正へ傾くことだ。そうなれば、ますます、武力的な緊迫を呼ぶことになる。