「一期一会」この言葉は、なぜか最近よく使われているようです。
現代人はこの意味に何か引かれるものがあるんでしょうね。
人と人のコミュニケーションが殺伐としているからなんでしょうか。
何時も安い大衆飲み屋は盛況です。
若い人たちの会話が次第に大きなボリュームになって、自然とお客さん全体のオクターブも高くなってしまう。
この酒の世界では、コミュニケーションに問題はなさそうに思うが。
さて、雇用やビジネスの世界、行政の世界はどうですか。
行政は昔からお役所と一般市民との間には隔たりがあったようですが、会社内部、会社同士のビジネス関係は、嘗ての日本ではモラルによって成り立ってもいた。
いやそんなことはない、今も昔もビジネスの世界はシビアな関係だ、と言う人もいるが、一般的には仲間意識があり、内部的にも対外的にもあまりあくどい事はしなかった。
個人個人、人同士の関係も慇懃に深々と頭を下げた挨拶から、「いやーどうもどうも」と手を挙げる軽いアメリカ式の挨拶に変わってきた。そこまではいいとしても、挨拶の仕方までマニュアル化してしまい、形だけの心のこもらない慇懃無礼でトンチンカンな台詞を聞くことがよくある。
行政もビジネスも人間関係も相手の気持ちを「察する心」が大事だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿